子育て・自立サポート ひだち教室
こんにちは、子育て・自立サポート ひだち教室の安藤です。今回は、教室の活動で電車を利用するときに大事にしている「当たり前」の基準についてお話しします。
活動ではまず「現金で切符を買う」のが当たり前
今の社会では、ICOCAなどのICカードでピッと乗るのが当たり前になっていますよね。しかし、ひだち教室の活動では、基本的には生徒にはICOCAを使わせず、現金で切符を買うことを当たり前にしています。
駅の路線図を見て行き先を探し、大人料金を確認し、そのうえで子ども料金のボタンを押して切符を買う。この一連の流れには、「お金の扱い」「情報を読み取る力」「トラブルが起きたときに自分でなんとかする力」が詰まっています。だからこそ、まずはここを“当たり前”として身につけてほしいと考えています。
楽な手段から覚えることで見えた「対応力の抜け落ち」
ある生徒(小6)は、最初は活動の中で現金で切符を買っていましたが、途中から保護者さんの希望でICOCAを使うようになりました。それから1年ほど経ったある日、ICOCAを忘れてしまい、久しぶりに現金で切符を買うことになりました。
その生徒は、路線図を見て大人料金を確認し、子ども料金のボタンを押す、という「動き」自体は覚えていました。しかし、「なぜ子ども料金を押すのか」「押すことで画面がどう変わるのか」という意味の部分がつながっておらず、結局一人では切符を買えなくなっていました。現金で切符を買うことが当たり前になる前にICOCAに慣れてしまったことで、本来身につけられたはずの対応力が抜け落ちてしまった、象徴的な場面でした。
楽な手段から学ぶと、その場はスムーズに進みますが、想定外が起きたときに「自分でなんとかする力」が弱くなりがちです。だからこそ、ひだち教室ではあえて不便な手段から経験してもらうことを大切にしています。楽な手段は、子どもたちはいずれ必ずすぐに覚えます。その前に、土台となる力を育てておきたいのです。
「当たり前になった態度」まで見てからICOCA OKにする
とはいえ、ICOCAを全面的に否定しているわけではありません。保護者の方がICOCA利用を希望される場合や、自分で路線図を指さし確認し、金額を読み取り、一人で切符を買うことが当たり前の様子でできている場合には、ICOCA利用を認めています。
ポイントは、「がんばって特別にチャレンジしている」段階ではなく、「一人で切符を買うのは当たり前です」という雰囲気になっているかどうかです。そのレベルまで習慣化できていれば、「もうこの子は土台ができているな」と判断し、次のステップとしてICOCAという便利さも使っていきます。
また、「まずは現金で」という方針をお伝えすると、多くの保護者の方は「なるほど」と納得してくださいます。発達障害があると、どうしても楽な手段から覚えさせがちになりますが、できる能力があるのにチャレンジさせないのは、その子を伸ばすチャンスを逃してしまうと感じているからです。
目指しているのは「自分でなんとか出来る大人」
ひだち教室が大切にしているのは、「自分でなんとか出来る大人」になっていくための土台づくりです。残高不足になったとき、電車が止まったとき、予定外のことが起きたときに、「どうしよう」と固まるのではなく、「駅員さんに聞いてみよう」「別のルートを探してみよう」と一歩動き出せる力を育てたいと思っています。
そのために、電車に乗るという身近な場面でも、「当たり前」をどこに設定するかを意識的に選んでいます。便利さだけでなく、「あえて不便なところから学ぶ時間」を一緒につくることで、生徒たちの対応力と自信を育てていきたいと考えています。
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たこ焼きづくりで育つ「自分で決めて動く」判断力| 名称 | 子育て・自立サポート ひだち教室 |
|---|---|
| フリガナ | コソダテジリツサポート ヒダチキョウシツ |
| 住所 | 520-0043 大津市中央3-5-9 |
| アクセス | JR大津駅より徒歩9分 京阪石山坂本線島ノ関駅より徒歩3分 |
| 電話番号 | 077-526-7313 |
| ファックス番号 | 077-526-7313 |
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| 開業日 | 2018年12月 |
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