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発達障害のある大人のためのSST〜「自分はダメだ」と責めてしまう前にできること〜

子育て・自立サポート ひだち教室

美味しいお酒で楽しい思い出を「発達障害のある大人のためのSST〜「自分はダメだ」と責めてしまう前にできること〜」

美味しいお酒で楽しい思い出を

こんにちは、子育て・自立サポート ひだち教室の安藤です。

今回は、発達障害(グレーゾーンを含む)のある大人の方向けに行っているソーシャルスキルトレーニング(SST)について、お話ししたいと思います。

特に、「仕事でミスをすると、つい自分を責めてしまう」という方の自己理解をどう深めていくのか、その一部をご紹介します。


仕事でミスをした時に起こりやすい「自分責めのループ」

発達障害のある大人の方の相談で、とても多いのが「仕事でミスをした時」のお話です。

注意される、怒られるといった出来事があると、頭の中で次のような言葉が浮かびやすくなります。

「また怒られた。自分はダメな人間だ。」

一度こう感じてしまうと、落ち込んでしまい、その後の仕事でもミスが増えていきます。すると、さらに自信をなくし、「ほら、やっぱり自分はダメなんだ」と、自分を責める気持ちが強くなってしまいます。

このような「自分責めのループ」が続くと、本来もっている力を発揮しづらくなり、「働くこと」そのものがしんどく感じられてしまいます。


ひだち教室の自己理解SST:まずは「怒られた後」に注目する

ひだち教室の自己理解を深めるSSTでは、いきなり「考え方を変えましょう」とは言いません。

まずは事実として、「怒られてから、どのような行動をとったか」に注目して、一緒に整理していきます。

その時によく使う問いかけが、

「どんな工夫をした?」
「誰かに頼ったり愚痴を言ったりした?」

といった言葉です。

多くの方は、「何もできませんでした」と最初はおっしゃいます。でも、よく振り返っていくと、

  • 実はメモを取り始めていた
  • 同じミスをしないように、やり方を少し変えていた
  • 信頼できる人にだけ、気持ちを打ち明けていた

など、小さな工夫や行動が見つかることが少なくありません。

この振り返りを通して、「自分はダメな人間」ではなく、「しんどい中でも何とかしようとしていた自分」が見えてくるようになります。


「自分がダメ」ではなく「特性と状況の問題」として捉え直す

怒られた後の行動を一緒に整理していくと、その人なりの頑張り方や、つまずきやすいポイントが見えてきます。

例えば、

  • 一度にたくさんの指示を出されると、頭の中がいっぱいになりやすい
  • 怒られた直後は、緊張や不安で集中力が落ちやすい
  • 「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込むほど、手が震えたり、確認がおろそかになってしまう

こうした様子は、「本人が悪い」のではなく、その人の特性と環境・状況がうまく噛み合っていないことで起きている場合が多いです。

自己理解SSTでは、「自分はダメだ」と結論づけてしまう前に、

  • どんな場面でミスが増えやすいのか
  • その時、自分の心と体はどうなっているのか
  • どんな工夫やサポートがあればミスを減らせそうか

を一緒に言葉にしていきます。

このプロセスを重ねることで、「自分が悪い」の一点張りではなく、「自分にはこういう傾向があるんだな」と、少し距離を置いて自分を見る感覚が育っていきます。


「過度に自分を責めなくなる」ことがゴールの一つ

自己理解のSSTは、「ミスをしない完璧な人になる」ことを目指しているわけではありません。

ゴールの一つは、「ミスをした時に、過度に自分を責めなくなること」です。

・ミス=「自分はダメ」ではなく、「自分の特性と環境を見直すきっかけ」
・怒られた後に落ち込みすぎて何もできなくなるのではなく、「今の自分にできる工夫」を一緒に探せるようになる

こうした変化が少しずつ積み重なっていくと、「また怒られた。自分はダメな人間だ。」という言葉が、

「またミスしてしまった。でも、前よりうまく対応できたところもあるな」

といった言葉に変わっていきます。

この小さな変化が、働き続ける力や、生きやすさにつながっていくと感じています。


成人したお子さんを支える保護者の方へ

成人されたお子さんが、仕事で怒られて落ち込んでいる時、保護者の方に出来る事はどうしても限られてきます。

その中で、とても大きな支えになるのが、「ただ愚痴を聞くこと」です。

良かれと思って、

  • 「こうした方が良かったんじゃない?」というアドバイス
  • 「次はどうしたい?」といった問いかけ

をすると、タイミングによっては、かえって「分かってもらえなかった」と感じて、余計に落ち込んでしまうケースもあります。

まずは、

  • 話したいだけ話してもらう
  • 「大変やったね」「しんどかったね」と気持ちに寄り添う

といった形で、評価やアドバイスを挟まずに、気持ちを受け止めることが何より大切だと感じています。

ひだち教室では、これからも自己理解を深めるSSTを通して、「過度に自分を責めなくなる」ことを含めた、生きやすさにつながる変化を一人ひとりと一緒に考えていきたいと思っています。

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基本情報

名称子育て・自立サポート ひだち教室
フリガナコソダテジリツサポート ヒダチキョウシツ
住所520-0043 大津市中央3-5-9
アクセスJR大津駅より徒歩9分
京阪石山坂本線島ノ関駅より徒歩3分
電話番号077-526-7313
ファックス番号077-526-7313
メールアドレスinfo@hidachi.net
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開業日2018年12月
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